診療所便り









    創立30周年記念会(平成31年4月)


5月1日、めでたく新元号令和の時代が始まりました。祝賀にふさわしい新時代の幕開けといえます。
令和が国内外を問わず、平和に穏やかに希望に満ちた時代となりますよう心よりご祈念申し上げます。

本年も天候の激変する季節となりました。つい先だっても50年に一度の大雨のため自衛隊に救出要請がなされたというニュースが流れていました。今日はというと一転全国的に晴れ渡り、まだ5月というのに記録的な暑さとなり熱中症の警戒警報が出るような気象状況でした。今年もまた各地にひどい爪痕を残すような荒れた天候や大規模自然災害に見舞われないよう祈るばかりです。
国内政治状況も憲法改正の進め方や、今秋に迫った消費税増税導入の可否、7月の参議院国政選挙は衆議院とのダブルになるのかなど、何やら暗雲立ちこめており目が離せない状況です。ところで、歴史的な超長いゴールデンホリデー、矢張り気の遠くなるような高速道の大渋滞もありましたがようやく無事に終わりました。私どもは中4日間診療所開院、診療しました。皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

さて、平成元年4月にスタートした睦沢診療所は、さる4月にめでたく創立30周年を迎えました。
新時代を迎えてこれを機に、診療所も世代交代を果たしました。すなわち、院長、診療所の管理責任者を後輩の若い先生にすべて委譲しました。新院長先生は、すでに当院にて20年近くパートとしてご活躍されています鹿間 毅先生(循環器内科)です。睦沢町の唯一の医療機関としてこれまで、地域医療に専念してきましたが、まさに人のありようと同じく、私も例外ではなく時の流れには逆らえず高齢化し、健康面で先行きが見通せない年頃になってきました。自治体の唯一の医療機関として診療の空白だけは避けたいとの思いで、チョット早めですが世代交代を図ってまいりました。若干の紆余曲折はありましたが世代交代が実現致しました。鹿間先生も気持ちよくお引き受け下さり有り難いことと感謝申し上げています。私はこれまで通り、今度は勤務医として診療に従事することは勿論、自治体の様々な医療保健福祉行政についても要請があれば微力ながら協力をしていく所存です。
加えて、診療所の職員スタッフも含めて、これからも診療所の診療体制に大きな変化はございません。
これまで30年間、地方の小さな医療機関として、医療制度の目まぐるしく繰り返される医療制度改革、細分化(すべては医療費の削減を目指して)など、その都度地方の小規模医療機関はその制度に翻弄され疲弊してきたような思いが強くあります。決して平坦な道筋ではありませんでしたが、これまで何とか苦労しながらも診療所の診療機能を維持継続して来られましたのは、一重に職員や診療所に関わって下さった関係各位の皆さま、そして地域住民の方々のご支援、ご協力の賜物と心より厚く御礼を申し上げる次第でございます。

記念すべき新時代を迎え、睦沢診療所は新院長のもと気持ちも新たに職員一同、心を合わせて、患者さまに寄り添い、安心丁寧な業務の遂行に努めて行くことでしょう。これからも一層のご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                  令和元年5月
                                  睦沢診療所 大川 昌権